クルーズ行くなら大型船と小型船どっちがおすすめ?
両者のメリット・デメリットを紹介

豪華客船と言っても乗客定員数百人乗りのスモールシップから数千人乗りのメガシップまで色々とあります。

最近、1ヶ月の間ににっぽん丸(定員524名)とコスタベネチア(定員5,260)の2船に乗船する機会がありどちらも楽しいクルーズ旅行だったのですが、やはり小型船と大型船はそれぞれメリット・デメリットがあり、向き不向きがあると感じました。

この記事では両者の違いを紹介したいと思います。今後の船旅選びの参考になれば幸いです。



スモールシップのメリットとデメリット

まずはスモールシップの方から紹介します。私が乗船したにっぽん丸は定員524名・総トン数22,422トンと国内でも一番小さな豪華客船になります。

メリットとしては
・細やかなサービスを受けることができる
・落ち着いた船内でゆっくり過ごすことができる
・船内が混雑していない/待ち時間がない

デメリット
・クルーズ料金が高くなりがち
・物足りないことがある
・揺れやすい

基本的に船のサイズが小さければ高級になると考えて大丈夫です。最低でも1泊3万円からとはなりますが、船内サービス・食事のクオリティはとても高いです。
乗客が少ない分、船内も落ち着いていてゆっくりと船旅を過ごしたいという方におすすめ。

実際に乗客層を見ていると年配の方で引退後の旅行に来ているという方が多いイメージです。逆に子連れで参加して船でたくさん遊びたい!!という方にはおすすめできません。子供が遊べるような施設もなく、かと言ってはしゃいでいると他の方の迷惑になりそうな雰囲気も正直あります。



メガシップのメリットとデメリット

次にメガシップ。今年のゴールデンウィークにコスタベネチアという定員5,260名・総トン数130,000トンという船に乗ってきました。トン数で表すと実ににっぽん丸の6倍にもなります。

メリット
・クルーズ料金が安い
・ファミリークルーズ向け
・エンターテイメント・船内施設が充実
・揺れにくい

デメリット
・船内施設はどこも混雑/待ち時間が多い
・船が大きすぎて移動が大変

5,000人乗りの船ともなると、船自体も巨大になりますし船内施設も種類が多くなります。船自体が一つのテーマパークのような感じです。なのでゆっくりと船旅を楽しみたいというより、がっつり遊びに行くという目的に向いているでしょう。

規模の経済を生かして食材費・人件費を大幅に抑えることができるのでクルーズ料金も1泊1万円程度とかなり安めに設定されています。
ターゲットがファミリー層中心になるので、子供はクルーズ料金が無料という船もあるほどです。

ただ、それだけの人数が乗船しているので船内施設が混雑するのは必至です。特に食事の時間帯はどのレストランも混んでいて長蛇の列と待ち時間というのも日常茶飯事。寄港地での乗下船も混雑をけるために、わざわざ整理券を受け取り行く必要があったりと面倒なことも。

スモールシップ・メガシップ(そのあいだのミドルシップというのもある)、それぞれメリットとデメリットがありどっちがよくてどっちが悪いということはありません。私も両方乗りましたが、どちらも楽しかったです。

ただ、クルーズ旅行に何を求めるかによってそれに合った客船というのは間違いなく存在します。ゆっくり過ごしたいのに大型客船に乗ってしまった、船上で遊びたいのに小型船に乗ってしまった、ということになればそれは期待していなかった旅行に終ってしまう可能性があります。

クルーズを調べるときは寄港地や料金だけではなく、どんな施設があるのか等よくリサーチしてみて下さい。