クルーズ未経験者向け
ゼロから学ぶクルーズの選び方講座

「クルーズ」と言っても世界中には大小数百の客船が運行しています。

同じ船でもいつも同じコースを回っているわけでもありません。毎回行程が異なるので期間も違う、するともちろん料金も異なってきますし、もっと言うと客室カテゴリーが違うだけで倍以上の価格差があります。

特にクルーズ初心者の方は何を基準に船旅を選べば良いのかわからないことだらけだと思います。

そこで今回は全くの未経験の方でもわかりやすいようにクルーズ選びのコツをお伝えします。



クルーズ選び5つのポイント

細かいことを言い出すと切りがないので大事なことを5つのポイントに絞って紹介します。

・旅行形態
・方面別(寄港地)
・カテゴリー別
・客船会社別
・客室別

この5つをポイントに検討すれば行きたいクルーズ旅行がきっと見つかるはずです。



旅行形態

まずは旅行形態から決めましょう。旅行形態とは

・クルーズのみ
・航空券付きツアー
・添乗員同行ツアー

の3つに大別されます。

単純にクルーズのみの商品はシンプルでわかりやすいですね。海外クルーズだと航空券の手配が別途必要になりますが、これを自分でやるか航空券付きのツアー商品にするか選ぶ必要があります。
また海外クルーズに行きたいけど、言葉の面や乗り継ぎが心配という方は添乗員付きのコースがおすすめですが、人気のあるコースは大抵添乗員付きコースの販売があるはずです。

初めてのクルーズなら「国内発着のクルーズ」か「添乗員付きの海外クルーズ」が安心して参加できると思います。



方面別(寄港地)

次に決めたいのがどの方面(寄港地)に行きたいのかです。

例えば海外だと「ハワイ」「アラスカ」「カリブ海」「ヨーロッパ」「東南アジア」から「局地クルーズ」「世界一周」など方面も様々です。

もっと言うと、寄港地選びに必然的に関連してくるのがシーズン。アラスカに行きたいなら6月~8月あたりに限定されますし(冬はオフシーズンでコース設定がないことも)、カリブ海はハリケーンが頻発する7月から10月あたりは避けたほうが良いかも知れません。この場合、最悪クルーズ自体がキャンセルになることも。

寄港地観光もクルーズの楽しみの一つですから慎重に選びたいものです。



カテゴリー別

ここまで決まってくると次はどのカテゴリーの船にするかです。

船のカテゴリーというのはわかりやすく言うと船のランクになります。一般的に言われているのは「カジュアル船」「プレミアム船」「ラグジュアリー船」の3つ。

料金的にはカジュアル客船が安く、その名の通り子連れ家族でも楽しめるよう感じで遊びに行くようなイメージです。乗客層も20代~30代といった世代も多く初めてのお試しクルーズとしてもおすすめです。

逆にラグジュアリー船となると1泊5万円以上となるのが一般的です。サービス内容・食事も質が高く、中には専用のバトラーサービスを提供している船も。
船内は落ち着いた感じで引退された方々がゆっくりと船旅を楽しむと言った感じになります。

カジュアル客船はリゾートホテル、ラグジュアリー船は高級旅館とでも例えるとわかりやすいと思います。



客室別

方面も決めた。船のカテゴリーも決めた。客船も決めた。となると最後に残るのは客室選びです。

メガシップともなると客室カテゴリーは10以上にも分かれていることもあり、それぞれサービス内容や特典がつくこともあるのでどれが一番良いと決めるのもなかなか難しい問題です。

これは船内でどのような時間を過ごすかで決めるのがおすすめ。例えば基本的に船内で遊びまくる・船室には帰るのは寝るときだけ、といった方なら一番オトクな内側客室で十分でしょう。

逆に広い船室でゆっくり過ごしたいし、部屋から景色を眺めたいというかたは海側バルコニーがおすすめ。記念日のお祝いで乗船するのであればスイートなんてのも良いのではないでしょうか。