結局クルーズっていくらかかるの?
わかりにくい料金体系を解説します
クルーズパンフレットなどを見ていると「クルーズ料金◯◯円」と値段が記載されています。船旅未経験の方はその安さに惑わされることもあるかもしれませんが、実はクルーズには基本料金の他にも「諸経費」「船内チャージ」など別途支払いが必要なことがほとんど。
別途料金含めて計算してみると、結果的に思ったより高かったということもよくあります。
この記事ではわかりにくいクルーズ料金を解説します。
基本的にはクルーズはオールインクルーシブだけど…

基本的にはクルーズ料金は「食事」「エンターテイメント」「宿泊」「移動費」など含まれているインクルーシブになっています。
ですが、全文の冒頭「基本的には」というのが少し厄介で実は他に必要な経費があるのです。
ほぼ例外なく全ての外国船にかかってくるのが
・チップ
・港湾税
の2つになります。
チップに関しては最近のクルーズでは1泊いくらというのが予め決められています。客室カテゴリーや大人/子供によって違いますが10ドル前後というのが相場です。
このチップに関しては船内で下船時に払うことになります。例えば、1泊10ドルで10泊の行程であれば一人100ドル請求されることになります。
また、港湾税というのはわかりやすく言うと航空機利用時に払う空港利用料と同じです。
これは港によって料金も違いますしクルーズの行程によって寄港地数も違うので、コースごとにバラバラに設定されています。
これに関してはクルーズ基本料金とは別途パンフレットに記載されているので必ず確認しておきましょう。
なので単純にクルーズ基本料金に飛びつかず、チップと港湾税の諸経費を含んで計算してみてください。そうすると意外と安くもない・・・というケースもあります。
ちなみに日本船籍の船であればチップと港湾税は旅行代金に含めて表示しています。
アルコール・スパなど有料サービスの出費も

他にも船内では有料で提供されるサービスが多くあります。
・アルコール/ソフトドリンク
・スパ/マッサージ
・カジノ
・オプショナルツアー
・ランドリー
・ルームサービス
・フォトショップ
・有料レストラン
・有料ショー
・ビンゴゲーム
・インターネット
・有料アトラクション
・バックヤードツアー
やはりクルーズというちょっと特別な旅行となるとアルコールを消費したり、たまには有料レストランで食事を取るといったこともあるでしょう。
もっと言うと、パスポート取得費用や乗降港までの交通費・寄港地での食事代/お土産代/観光費用などたくさんあります。
船内サービスはオプションなので利用することがなければ一切支払う必要ありませんが、船内でどのように過ごすかによってトータルの旅行金額は大きく変わってきます。
一度クルーズ経験してみるとどういうところで出費が発生するのかわかるのですが、未経験の方はなかなかイメージが湧かないのではないでしょうか。
また、プレミアム・ラグジュアリークラスの客船になるとクルーズ中のアルコールや寄港地ツアー・ランドリー・インタネットなどクルーズ料金に含まれることが多いです。
船によって無料/有料の境がだいぶ違うので、不明な点などあれば販売店や船会社に確認することをおすすめします。