コロナウイルス感染拡大を受けてクルーズ中止多発
ダンピング販売も開始!

連日の報道で取り上げられている新型コロナウイルス。ダイヤモンドプリンセス船内で集団感染が発生したこともあって、クルーズという旅行自体も注目を浴びました。

当のダイヤモンドプリンセスは4月下旬まで全ての日本発着クルーズをキャンセルとしました。他にも日本発着を予定していたクルーズが催行中止になったりと大きな影響が出ています。

ネガティブなニュースばかり出てきますが、実はその裏で海外ではクルーズ旅行が売れているという話もあります。

今回は直近の海外クルーズ状況についてお伝えしたいと思います。



アジア圏クルーズはほぼ全てキャンセル

クルーズがキャンセルになっているのは日本だけではありません。

当初は中国発着クルーズが催行中止となっていましたが、その後コロナウイルス感染拡大とともに台湾・日本もクルーズ船の入港を拒否し、今ではアジア圏全体でクルーズが中止となってしまいました。

2020年はオリンピックイヤーということで日本に初寄港する客船も数多く来航する予定でしたが、少なくとも4月までは全てのクルーズが取りやめています。

中にはノルウェージャンクルーズラインやウィンドスターなど今年いっぱいアジア寄港クルーズを中止とした会社もあります。



コース変更で出発直前クルーズが投げ売り中

ではそのキャンセルになって行き場を失ってしまった船はどうするのか?という疑問が湧くと思います。

これらの船は急遽配船転換となり新コースが発売されることになります。

クルーズ客船はその建設費償却だけでも膨大な額になりますがそのほか燃料費・乗組員の人件費など固定費が大きいので、運行しないということは大きな損害になるのです。

通常人気の客船ともなると1年以上も前から満室になることがありますが、今回のような事態となると流石にそう簡単にお客さんを集めることもできません。

突然今月・来月出発のコースが発売になっても、すぐに参加できるような時間に融通が取れる人はそう多くないでしょうから。

そこで客船会社はもはやダンピング価格でツアーを売り始めるわけです。

実際、2020年4月から5月にかけてあの世界一有名なクルーズ客船「クイーンエリザベス号」が日本発着クルーズを行うことになっていましたがこれらは全てキャンセルとなり、代わりにオーストラリア周遊クルーズ・太平洋横断クルーズへと変更になりました。

しかも出発直前ということでクルーズ代金は内側客室なら一人5,000円台からという安さ。

これは一つの例ですが、アジア圏クルーズをキャンセルした船は早々に打換えプランを発表しています。

日本ではなかなか取り上げられることがありませんが、一部のクルーズは冷え込むどころか盛り上がっていることさえあるんです。



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不安になるようなニュースばかり流れていますが、それでも世界中で多くの方がクルーズ旅行を楽しんでいいるのも事実です。

また各社ホームページでも最新情報を発信してるのでぜひ見てみてください。