ポジショニングクルーズとは?
これなら激安で豪華客船の旅に行ける!!

「ポジショニングクルーズ」という言葉をご存知でしょうか?
初めて聞く言葉という方もいらっしゃるかもしれませんが、敢えて日本語に訳すと「配置転換クルーズ」とでも言いますでしょうか。

この記事ではポジショニングクルーズのメリットとデメリットを紹介します。



あまり知られていない「ポジショニングクルーズ」とは?

クルーズ会社は基本的にその地域の季節に応じたコースを販売します。例えば1つの船が夏にはアラスカクルーズを行ない、冬にはカリブ海クルーズを行なうといった感じです。

そして、季節の移り変わりにともなってアラスカからカリブ海に向けて、船の配置転換時に行なわれるクルーズをポジショニングクルーズと呼びます。

一般的に春・秋に行なわれる事が多く、これが激安価格でクルーズに行けるチャンスなんです。



ポジショニングクルーズのメリット


クルーズ船を運行するには莫大な費用がかかります。
数百人~数千人のクルー人件費から燃料代などその他様々。

ポジショニングに数日・1週間かかるとしても、船を移動させるだけでもトータルでは多額のコストがかかるわけです。

そこで船会社はそのコストを少しでも回収しようと、安くキャビンを販売してでも乗客を集めようとします。

通常代金より大幅にお得な値段で豪華客船の旅を楽しむことが出来るというのがポジショニングクルーズの大きなメリットといえます。



ポジショニングクルーズのデメリット


基本的にポジショニングクルーズはエリア間の移動のみなので、目的地到着まで一切どの港にも寄港しません。

なので「クルーズの楽しみは何と言っても寄港地観光!」という方にはおすすめできないコースになります。

また出発港と帰着港が違う片道クルーズとなることにも注意が必要です。



意外とある!日本発着のポジショニングクルーズ


意外と知られていませんが、日本発着のポジショニングクルーズも格安で販売されています。

最近は数多くの外国船籍の船が日本発着クルーズをおこなっていますが、その船が日本クルーズに投入される時と離れる時がチャンスです。

大抵の外国客船は春に日本に配置され、秋頃に日本を離れるというのがパターンになっています。

その中でもよくあるのが

・日本 ↔ 上海
・日本 ↔ 香港
・日本 ↔ シンガポール

といった日本とアジアのハブ港を結ぶクルーズです。
上海・香港なら3日程度、シンガポールなら1週間程度くらいです。

クルーズ下船後は現地に数日滞在して観光するといったこともできますので、そういう楽しみ方もポジショニングクルーズにはあります。

旅行会社によってはクルーズと下船後の宿泊・観光・日本までの帰国フライト全部込みでパック商品として販売していることもあるので要チェックです。

他にも世界中探せば、「太平洋・大西洋横断クルーズ」「パナマ運河通航クルーズ」もありますし、「片道クルーズ」「ポジショニングクルーズ」といったキーワードで検索かけると面白そうなコースがヒットします。

ぜひポジショニングクルーズ一度ご検討されてはいかがでしょうか。