大型客船でも船は揺れる?
クルーズ旅行で船酔いしないための予防法紹介

クルーズ未経験の方からよく挙がる質問の一つに「船酔いしないのか?」というものがあります。

結論から言うとクルーズ船にはスタビライザーと呼ばれる横揺れ防止装置がついており、基本的に揺れに強い仕組みになっているのでそんなに心配する必要はないです。

とは言え、天候や海域によっては多少揺れるということは当然あります。

それでも事前に船酔い対策の知識を仕入れておけば大丈夫。この記事では有効な船酔い対策をご紹介します。



クルーズ船は揺れない構造設計になっている

クルーズ船にはその規模に関わりなく、必ず「フィンスタビライザー」がついています。

イメージ的にはヨットを漕ぐ時のオールや飛行機の翼のようなもので、船の揺れに対応して水流に対するように角度を自動調整し、揺れを最小限に抑えるものです。

ただ、海面に浮いている以上は全く揺れないというわけではありません。荒れやすい海域を航行する場合や天候の影響を受けて揺れることはあります。

こればっかりは自然現象なのでどうすることもできません。

「えっ、やっぱり揺れるんだ。やめとこうかな・・・」と判断するのは早計です。



船酔いが心配なら・・・

クルーズ旅行に行ってみたいけど船酔いが心配という方に、クルーズ選びの際にチェックすべきポイントをお伝えします。

まず一般的に船のトン数が大きくなればなるほど揺れにくくなるので、大きめの船を選ぶことをおすすめします。

それからクルーズ航行海域のシーズンも要チェックです。基本的に夏より冬の方が海が荒れやすくなります。

具体的な例を挙げると、冬の日本海は波が高く、荒れることが多いです。実際、冬に日本海エリアを航海するクルーズ客船はほとんどありません。

逆に夏の台風シーズンは日本海側だけでなく太平洋側も荒れる可能性がありますし、最悪の場合は台風でクルーズ自体がキャンセルになってしまうこともあるくらいです。



船酔い予防対策

船酔いしやすい方が取れる基本的な予防策はまず「1日3回しっかり酔い止め薬を飲む」です。

普段から服用しているものがあればそれを持っていいっても良いですし、大抵のクルーズ船では乗船後にレセプションや医務室で無料でもらうことが出来ます。

元々乗り物酔いしやすいという方は睡眠不足や疲れが溜まっている時は酔いやすくなるので、いつもより多めの睡眠を取って体調管理をしっかり行いましょう。

他にも

・体を締めるける服装は避け、衣類(ベルトも含め)を緩める
・読書を避け遠くの景色を眺める
・空腹/食べ過ぎを避け、水分をたくさん取る
・おすすめ食品 ガム/チョコレート/飴/梅干し
・酔い止めバンドを身につける

などの予防対策があります。

せっかくのクルーズ旅行。船酔いでベットでずっと横になっていたなんてことにならないよう事前対策をしっかりしておきましょう。備えあれば憂い無しです。