クルーズ船内でのチップは必要?
システムと支払い方法

日本人が海外旅行で頭を悩ませるのがチップ。このチップ制度は海外クルーズ客船にも存在します。

ただ結論から言うとほとんどの船ではチップは自動的にチャージされるので、サービスを受けるたびにチップを手渡しする必要などありません。

この記事ではクルーズ船上におけるチップ制度についてわかりやすく解説していきます。



海外船クルーズ船ならチップは自動計算される

冒頭でも触れたように、海外船籍の船であれば1日あたり定額チップが自動的にチャージされます。

例えば日本でもおなじみのプリンセスクルーズであれば1名1泊あたり$13.5〜$15.5。コスタクルーズであれば7泊8日のクルーズで$47.25~$115.5。

といった具合です。これはいわゆる「旅行代金」とは別に発生するもので、パンフレットやWEBサイトに必ず記載があるので旅行申し込み時にはよく確認しておきましょう。

金額に幅があるのは客室・年齢によってチップ代が違ってくるのが理由ですが、平均すると大人1名1泊$10程度の計算になります。3歳以下の幼児はノーチャージです。

毎日のチップ代は自動的に部屋にチャージされ、最終下船日にまとめて支払うというシステムです。

これなら予め細かいお金を準備する必要もないし、船上で現金を持ち歩く必要もありません。細かいことに気を揉むこともないので思う存分船旅を楽しむことが出来ます。



日本船クルーズ船ならオールインクルーシブ

逆に、飛鳥2やにっぽん丸・ぱしふぃっくびいなすといった日本船籍であればオールインクルーシブ制度を採用しているのでチップは不要。下船時に別途チップが請求されるということもないので安心してください。

近年では海外船でも一部のラグジュアリークラスシップではオールインクルーシブ制度を取り入れているところも見かけられます。



例外:チップ払ったほうが良いケース

例外的にチップを払ったほうが良いケースというのもあります。それはカジノスタッフ(ディーラー)へのチップです。

カジノはすべての乗客が利用するサービスではないので、自動加算されるチップには含まれていません。カジノを利用される場合はご自身の判断でチップを渡すのがマナーになっています。

その他にも特段良くしてもらったとかお気に入りのスタッフさんがいれば、個人的にチップを渡すことは船会社としては禁止していません。

日本ではお金を渡すというのは少しはばかられる感じもありますが、海外では感謝の気持ちを伝えるという意味でも普通のことです。


以上見てきたとおり、クルーズ旅行におけるチップ制度に関しては

・海外船・・・自動精算され下船日に支払う
・日本船・・・乗船料金に含まれているので支払い不要

となっています。ぜひ次回クルーズの参考になさってください。