申し込む前に必ずチェック!!
クルーズ旅行キャンセル料金に要注意

クルーズ旅行に申し込まれる際にキャンセルに関わる規定をちゃんと読んでいますか?

人気のコースとなると1年以上や半年も前から予約する場合もよくあるでしょうし、出発日までそれだけ期間が空いていると予定外のイベントなどで泣く泣くキャンセルせざるを得ないということもあります。

実は代理店によって船旅のキャンセルに関してちょっと他の旅行形態とは違うことがあります。これを知らずに申し込みをしていた場合いざというときのトラブルの原因ともなりかねません。

この記事ではクルーズキャンセルに関する予め知っておきたい注意点をご紹介します。



クルーズキャンセルで発生する2つの取消料金


クルーズキャンセルで発生する取消料金は2種類あります。

①船会社が課す取消料金
②代理店が課す取消料金

①の船会社が課す取消料金はどの代理店から申し込んでも同じです。注意したいのが②の代理店が課す取消料金です。実はこの代理店によるキャンセル料金はそれぞれの会社が独自に設定しているものなので条件も金額もバラバラ。

特に格安を謳って商品を販売している会社ほど高めのキャンセル料金を請求してくることがあるので注意してください。



船会社が課す取消料金

「取消料金」と聞いて一般的に思いつくのはこちら、船会社に払うキャンセル料金だと思います。

そしてこの規定は船会社によっても違います。

・クルーズシーズン
・クルーズ期間
・クルーズコース

大きくこの3つで取消料金は異なってきます。また実際にはありえないかもしれませんが、出発日以降のキャンセルは返金なしというのは全会社共通しています。



代理店が課す取消料金

一番気をつけたいのがこの「代理店が課す取消料金」です。

これは代理店が個別に設定したもので、意外なほど皆さん気にしていないもの。いざキャンセルしようと思ったときに取消料金を請求されて初めてその存在を知ったという方が多いのも事実です。

しかし、こういう規定は旅行約款に必ず記載されています。実際に読んでいなくても旅行に申し込んでお金を振り込んだということはその約款を了承した上で契約したということになります。読んでないほうが悪いと言われても一切反論できません。

この記事執筆にあたり大手旅行店からオンライン専門代理店まで多くの旅行取消に関する約款を実際に調べてみたのですが実に様々です。

中には代理店取消料がない会社もありますが、多くは1件あたり数千円と所定の金額が決まっていたり、旅行代金に応じて手数料も変わってくるなど違いがあります。

有名なオンライン専門クルーズ代理店では参加者1人あたり数万円の料金を請求するところさえありました。実際にこの 「会社名+取消手数料」で検索かけてみるとトラブル報告が多数ヒットします。

ですので、これからクルーズ旅行を申し込む予定の方は今後必ず船会社と代理店2つのキャンセル料規定を確認して契約するようにしてください。

船会社からの取消料は発生しないのにAという代理店からは◯万円の請求があった、逆にB代理店で申し込んで入れば無駄にお金が消えることはなかったのに・・・ということが普通に起こりえます。

クルーズ旅行は単価が大きいだけに大きなお金が動きます。中にはお世辞にも良いとは言えない条件の規約を設けている会社があるので申し込む際は、代理店自体の評判も調べることをおすすめします。