やっぱり違う!!
日本船のクオリティときめ細やかなサービスがすごい話

先日ひさしぶりに日本船に乗船してきました。1泊5万円ほどするクルーズで家族3人で6日間の船旅です。
旅行代金は合計すると80万円もする(子供も大人と同額)なかなかの高級旅行でしたが、今まで乗船してきた格安クルーズ客船とは比べ物にならないほどクオリティの高いものでした。

そもそも外国船と日本船ではターゲット客層も違うでしょうから比べる事自体が間違っているのかもしれませんが、日本船ならではのきめ細やかなサービスや食事はやはり特筆に値すると感じました。

海外船は乗ったことがあるけど、日本客船はまだ未経験という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事ではそういった方々にも次は日本船に乗船していただきたいという思いも込めて、日本船の良さをお伝えしたいと思います。



日本船のすごいところ その1「食事」

日本船の最大の特徴はなんと言っても「食事」ではないでしょうか。クルーズの大きな楽しみの一つといえばズバリ食事。
日本船はほぼすべての乗客が日本人ですから、当然ながら日本人向けの食事が提供されます。もちろん料理長も日本人です。

日本発着の外国客船に乗られたことがある方はおわかりかと思いますが、クルーズ中の食事はほとんど洋食ですよね。それも一度に大量に料理した揚げ物とか、ピザ、パスタみたいな脂っこいものや炭水化物中心だったり味付けは日本人向けではないこともあります。

特に年齢の高い方にはああいう食事はちょっと合わないのではないでしょうか。2~3日のショートクルーズならまだしも1週間以上にもなると日本食が食べたくなるに間違いありません。
海外船でもたまに日本食が出ることもありますが、ちょっと違うというか「なんちゃって日本食」的なものだったりします。デザートは甘すぎて日本人にはちょっとムリ・・・なんてことも。

日本船には外国客船のように数十種類ものバイキングはありませんが、厳選された質の高い料理が並べられている感じです。夕食は毎日コース料理でまるで高級旅館やホテルで出されるような品ばかり。料理の一部には季節の野菜を取り入れたりと、外国人シェフには絶対真似できないような演出もあります。

朝食は和食膳 or 洋食どちらか好きな方を選ぶことができたりするのも日本船ならではです。

船酔いで食事に行けない際には、おにぎりやおかゆを部屋まで届けてくれるやさしいサービスもあります。

これはもう本当に断言してしまいますが、外国船の食事は日本船にはかないません。日本食のクオリティはかなり高いです。



日本船のすごいところ その2「おもてなしのサービス」

そしてもう一つ感動したのが日本人ならではのサービスと気遣いです。

困ったことやわからないことがある時にクルーの方に相談しても基本的にいきなりNOと言われることがありません。外国の方はそこらへんはさっぱりしていて、ルールがあるからダメなものはダメと最初から断られることがほとんど(もちろん個人レベルで見るとものすごく親切で気の利く外国人クルーがいることも忘れてはいけませんが)。

通常なら事前予約しておく必要がある子ども向け食事も、当日子供が食べれなくて(ちょっと大人の味過ぎて子供に向いていなかった)クルーの方に相談すると、急なお願いにもかかわらず子供用の食事を用意してくれました。
また船酔いで体調が悪いときも、船内で何度も大丈夫ですか?と声をかけられました。

大したことではないかもしれませんが、ダイニングテーブルに飾ってある花が実はよく見てみると全部本物だったのも驚きました。ロビーには立派な胡蝶蘭も飾ってありました。安い船だったら確実によくできた造花しかだしません。こういう細かい点でも日本船のおもてなしの精神を見て取ることができます。



最後に

今回は日本船の特徴を2つだけご紹介しましたが、外国船には外国船の良さがあるように、日本船には日本船にしかない良さというものがあります。これはいくら外国の会社が真似しようと思っても出来るものではありません。

正直料金は高く簡単に何度も乗れるものではありませんが、実際に自分も経験してみると日本船のリピーター率は以上に高いというのもうなずける話だと思いました。外国船は何度か乗ったけどまだ日本船には乗っていないという方もいらっしゃると思います。ぜひ一度日本の船も楽しんで見てはいかがでしょうか。