【連載】在住ライターがオススメするドバイ最新情報vol.04
「ドバイの歴史を感じるアル・ファヒディ歴史地区 Al Fahidi Historical District
(バスタキヤ Bastakiya)」


ここ数日砂嵐や雷雨と珍しくお天気が安定しないドバイから、こんにちは。

砂嵐や雷雨は、暑い夏へと変わる前触れの1つ。 これが落ち着くと、いよいよ暑い夏が始まります。







さて、第4回目は観光名所の1つ、
「ドバイの歴史を感じるアル・ファヒディ歴史地区 Al Fahidi Historical District (バスタキヤ Bastakiya)」をご紹介します。




こちらは、政府管理の元、19世紀半ばから1970年頃までの歴史的建造物を残している地区です。

余談ですが、1970年頃と言えば、この辺りで石油探査が始まり、ドバイやお隣のアブダビで石油が発見された頃。 ドバイは1966年ファテ油田で石油が発見され、そこから約50年で劇的な変化を遂げます。 石油依存に早くから警鐘を鳴らし、脱石油依存の政策も成功し、数々の世界一を生み出します。 今なお著しい成長を遂げるドバイ。 多くの人々を魅了するのも納得です。







まるで異国に来たかのよう



現在の近未来都市ドバイからは、想像もしないような雰囲気に、まるで異国に来たような気分にさえなります。 実際、ドバイを訪れる人の中には、摩天楼のドバイよりもこちらの方が好き、という意見もある程、雰囲気のある地区です。 細い道が多く、その道沿いにアートギャラリーやカフェ、レストランやゲストハウスなどがあり、休憩しながらゆったりとその雰囲気を楽しむ事ができます。

全ての建物はメッカに向かって建てられているのだとか。 勿論、この地区にもモスクがあり、この雰囲気がより一層モスクを際立たせています。






こちらは、「風の塔」と呼ばれる、中東の伝統建築。 暑い砂漠の国で、風を建物の中に呼び込む工夫が施されています。 建物内は驚くほど涼やかで、先人達の知恵に脱帽です。





下からのライトとその影が織りなすアート


バスタキヤに来たら、どうしても立ち寄りたかった、Make というアートカフェ。 Facebook でドバイ政府観光局をフォローしているのですが、その記事の中で、こちらのシャドウアートが紹介されており、実際に見てみたかったのです。






特に気になっていたのが、こちらの"UAE Skyline" 約30cm程で、思ったより小ぶりでした。 これも簡単には手の届かないドバイ価格?と思いきや、150AED≒4,500円と良心価格。 お土産にも良さそうですね。




"Wadi Rum 3" という、ラクダとラクダ使いのものは600AED≒18,000円。 我が家の上の子が、下の部分がアラビックカリグラフィ―になってる!と気付いたこちらも、素敵。




これらのシャドウアート以外にも、なんとも美しいアラビックカリグラフィーも展示されています。 アラブ好き、ドバイ好き、アラビックカリグラフィ―好き、な私にはまるで宝箱のような空間でした。





日常見る近未来都市ドバイも勿論好きですが、この落ち着いた趣のあるドバイもまた良いものです。





アブラ Abra で対岸へ移動


バスタキヤ散策の後は、アブラ Abra と呼ばれる渡し船で対岸にあるゴールド・スーク、ディラ・オールド・スークへ。

このアブラ、実際にこの辺りに住む人々にとっては日常の交通手段。そして、運賃は1回1AED≒30円と非常にリーズナブル。 僅か2,3分程の船旅ですが、非日常体験に、我が家の子供達は喜んでいました。






ゴールド・スーク、ディラ・オールド・スーク (スーク Souq =市場)もまた人気の観光名所。

後日改めてご紹介できればと思います。



ドバイ政府観光局 https://www.visitdubai.com/en/

ドバイ政府文化芸術局 http://dubaiculture.gov.ae/en/Live-Our-Heritage/Pages/Al-Fahidi-Historical-Neighbourhood.aspx