クルーズ旅行記

地中海クルーズ旅行記

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地中海クルーズ旅行記

Chapter3

地中海クルーズ、おすすめの時期と寄港地

私が行った夏の地中海クルーズに、2016年に行くとするとコースはこんな感じです。MSCプレチオーサは毎週土曜日ジェノバ発で、1週間の地中海クルーズを繰り返しています。マルセイユから乗りたければ、金曜日出発となります。ローマから行くのなら毎週日曜日出発です。

MSCプレチオーサ クルーズスマイルのページ
https://www.cruisesmile.jp/search/

季節は5月〜8月がおすすめですが、冬もクルーズできるのが地中海のいい所です。地中海の気温は日本とあまり変わりません。それでいて湿度が少なくカラッとしているので、真夏でも過ごしやすいのです。逆に冬は、地中海の方が日本より暖かく感じることでしょう。
地中海クルーズでは、それぞれの魅力を持った歴史ある寄港地に何か所も行きます。観光バスに乗って精力的に各地域を回ってもいいし、歩ける範囲で港の周りを散策するだけでも、十分楽しめます。観光バスツアーは船上で申し込むことができます。港の出口にあるツーリストインフォ(旅行者用の案内ブース)で、地元のレストランや美術館、博物館について教えてもらうこともできます。

私がMSCプレチオーサで行った地中海の主な寄港地の、見どころをご紹介しますね。

寄港地紹介1. バルセロナ

ヨーロッパでもっとも美しい街のひとつ、と言われるバルセロナを素早く見て回るには、観光バスツアーが一番です。その時間も惜しい時は、港からすぐの所にあるコロンブスの塔を起点に、海岸から内陸に向かってランブラス通りという大通りを歩いてみましょう。道の両側にしゃれたブティックやカフェやバルが並び、大道芸人や似顔絵かきが技や腕を競っています。
途中で、スペインを代表する建築家ガウディの作品の、グエル邸を見ることができます。さらに進むと、100年以上の歴史のある公設マーケット、サン・ジョゼップ市場があります。

寄港地紹介2. マルセイユ

船は市街地から少し離れたところに停泊するので、そこからシャトルバスでマルセイユの市街地に向かいましょう。フランス最大の港町らしく、しゃれたカフェが並びにぎやかな魚市場があり、名物のブイヤベースの専門店がいくつもあります。そして地元で食べるブイヤベースは、格別においしいです。

車で40分ほどかかるりますが、エクサンプロバンスに行くのもおすすめです。内陸のエクサンプロバンスは、クルーズで寄る海辺の寄港地とはまた違った表情です。プラタナスの並木道が広がり、ショッピングストリートには南仏らしい上品なファブリックが並んでいます。春から夏にかけての季節は緑が輝き、秋は黄葉に街が染まり、ため息が出るほど美しいです。

寄港地紹介3. ローマ(チビタベッキア)

寄港地がローマと紹介されていても、実際に船が停泊するのはローマまで電車で1時間ほどかかるチビタベッキアという歴史ある港町です。観光ツアーはほとんどがこの港からローマに向かうものですが、往復に時間がかかります。寄港地でゆっくり過ごしたいのなら、チビタベッキア散策がおすすめです。

ローマほど大規模ではありませんが、チビタベッキアにも遺跡があります。歴史を感じさせる教会もたくさんあり、ローマの人たちが休日くつろぎに来る、しゃれたカフェもたくさんあります。
このチビタベッキアは、ほぼ400年前の1615年に、遣欧使節団の支倉常長がバチカンに向かうために上陸した場所でもあります。街には銅像や、姿がフラスコ画に描かれている教会もあります。

寄港地での滞在時間は限られていますので、欲張ってあそこもここもと見て回り、出港時間に遅れることがないように気を付けてください。船は遅刻する人を待っていてくれません。乗り遅れたら、自分で次の寄港地まで行かなくてはなりません。

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