クルーズ旅行記

地中海クルーズ旅行記

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地中海クルーズ旅行記

Chapter2

カジュアルにもゴージャスにも。色々な楽しみ方ができるイタリアンスタイル

乗船してまず向かうのは、いつもの通り、船の上階の14階にあるビュッフェです。ビュッフェと言えども、地中海を見下ろす景色の良さに、思わず見とれてしまいます。

なにせ4000人前後もの人が家族連れで乗れる船ですから、ビュッフェも時間によってはとても混みます。そういう時は船の真ん中のインカビュッフェではなく、最後尾のマヤ・ビュッフェに行きましょう。こちらの方が景色はいいのに、なぜか空いていることが多いのです。
ビュッフェで船の最初の地中海フードを楽しんだら、ひとつ上の階にあるプールを見に行きます。

15階の最後尾には、底まで壁が透明になっているプールがあるのです。まるで海の上に浮かんでいるような気分で泳げます。このプールは昼間はけっこう混むのですが、子どもたちが夕食を始めるような時間から空いてきます。つまり、夕暮れ時の一番きれいな時に、ゆっくりと泳げるのです。ぜひお試しください。

子どもが喜ぶのは、16階から滑り降りる120メートルの長いウォータースライダーでしょう。船の横からはみ出るように、ぐるっと回りながら滑ります。
このウォータースライダー、途中が透明になっていて迫力満点です。大人も滑れますが、水着が擦り切れないように気を付けてください。

最上階のデッキ

そして、せっかくイタリアの船に乗ったのですから、イタリア料理もとことん楽しみたいですよね。

イタリア料理は、メインダイニングでも供されますが、スペシャルレストランとして、カジュアルスタイルのイータリー(左)と本格的なリストランテイタリア(右)があります。

ピザやタパスを出すワインバー、ラ・ロカンダ(左)やディスコレストランのギャラクシーラウンジ(右)など、大人が楽しめる場所もちゃんとあります。夜は大人の時間です。

特別にゼイタクなのは、専用スパエリアと専用レストランに行ける「ヨットクラブ」です。通常のバルコニーの倍程度の料金で、このフロアにお部屋が取れます。

さらにキラキラしたヨットクラブ専用のロビー(左)から、専用エレベーターで専用スパエリア(右)に上がれます。
ヨットクラブのお部屋は全室バルコニー付きで、専用レストランや部屋での飲み物も料金に込みです。たくさん飲んで地中海でリラックスしたい人には、こちらの方がお得かもしれません。

さて、まだまだ船の見どころはありますが、まずはお部屋に入りましょう。写真左がバルコニーキャビンで右がヨットクラブのデラックススイートです。実は広さはあまり変わりません。普通のバルコニーでも充分ゴージャスですが、ヨットクラブなら最上階の前方のクラブフロアの中に部屋があるので、より高い位置から地中海が眺められます。

大きなスーツケースに詰め込んで持ってきた荷物を、クローゼットや引き出しにぜんぶしまい、スーツケースを空にします。スーツケースをベッドの下に隠せば、もうここが自分のお部屋となります。そして船が部屋ごと、地中海を周遊する旅へと連れて行ってくれるのです。
初日は避難訓練もあったりして、あっという間に時間が過ぎて行きます。夕食の時間が迫ってきたら、着替えてメインダイニングに向かいましょう。日によってドレスコードが違い、初日はだいたいカジュアルです。

レストラン(左)はこんなにゴージャスなのに、お客さんにはわりと気軽な服装をしている人が多いです。レストランでゆっくりフルコースのディナーを食べて、さていよいよシアター(右)のショーを見に行きます。
MSCプレチオーサの船内には、いたるところにピアノが置いてあって、バンドや歌手がロビーやラウンジで演奏しています。でも圧巻はこのシアター。ミュージカルやアクロバットのショーが毎晩行われるので見逃せません。
ショーが終わっても、まだ地中海の夜は終わりません。MSCクルーズは夜の11時からなんていうイベントがたくさんあります。ダンスのレッスンだったり、ホワイトナイトという白いものを着て集まるディスコパーティーだったり。船のいたるところで音楽が聞こえ、誰かが踊っていて、皆が笑っています。日本からヨーロッパに来た時差ボケの身には夜更かしはつらいですが、ヨーロッパの人たちのタフさには驚きます。ギリギリまで楽しんで、どうしても眠くなったらお部屋に戻ればいいのです。遊び場と自分の部屋が同じ船内にあるのですから、なんて便利でしょう。これがクルーズ船の一番いいところかもしれません。

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