クルーズ旅行記

オベーション・オブ・ザ・シーズ乗船記

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2016年4月生まれのピカピカの新造船
―オベーション・オブ・ザ・シーズ乗船記―

Chapter2

ビックリ仰天の設備が色々 オベーション・オブ・ザ・シーズ


Photo by Hiroo Inui

船の中は現代美術館のように、カラフルで洗練されたデザインです。階段の踊り場やエレベーターの中まで現代アートの写真や絵が飾られて、船に乗るだけでまるで別世界に踏み込んだような気分になります。さあ、未来型のハイテクの船に乗って、クルーズ旅行に出発しましょう。

屋上のデッキに上がると雰囲気は一変します。大小さまざまなプールやウォータースライダー、大きなジャグジー、階段状につながったワールプールのあるソラリウムが並んでいます。すぐに水着に着替えて、プールに飛び込みたくなります。

屋上のデッキには他にも、おなじみのサーフィンができるコーナーやロッククライミングができる壁があります。このクラスの船ならではの新しい設備は、スカイダイビング体験ができるリップコード・アイフライです。下から強風が吹き上がるケージの中に入って、空中に体を浮かせるのです。1-2回経験するだけではなかなかうまくできませんが、船のスタッフの模範演技は必見です。何メートルも上がったり下がったり自由自在。海に浮かぶ船に居ながら空中に浮かぶとは、なんともすごい体験ではありませんか。

レストランももちろん未来型に充実しています。クルーズ船ではたいてい、食事をするレストランのテーブルと時間は決まっています。メニューが毎晩変わってお食事を楽しむのですが、この船ではレストランを毎回変えて、毎晩違うメニューを楽しむのです。

どの日にどのレストランで食べたいのかあらかじめ決めて、出発前にオンラインで登録しておくことができます。もちろん乗船後にその日の気分によって、行くレストランを決めたり替えたりすることもできます。この場合は船のあちこちに置いてある、iPadの端末から予約します。

レストランには追加料金を払わずに食べられる所と、カバーチャージ(席料)がかかる所があります。まずは追加料金が不要のシック、グランデ、アメリカン・アイコン・グリル、シルク(アジア料理)を毎晩1つずつ予約しましょう。それ以外の日は追加料金がかからない所に2度行ってもいいし、14階にあるビュッフェのウィンジャマー・マーケットプレイスで食べることもできます。

カバーチャージがひとり25ドル必要ですがおすすめなのは、イギリス人カリスマシェフのジェイミー・オリバーが監修しているジェイミーズ・イタリアンです。前菜の盛り合わせや毎日打っているというフレッシュパスタやティラミスまでお料理は盛りだくさん。航海中の記念日や昼間動き回っておなかが空いた夕食に、ぜひ試してみてください。

オベーション・オブ・ザ・シーズならではの最新設備に、インターネットがあります。クルーズ船のインターネットは衛星回線を使うため、たいてい重くて遅いのですがこの船は違います。ストリーミングもできるくらいしっかりしたWi-fiネットワークが、船内どこでも24時間常時接続で使えます。ストリーミングまでせずに、ネットサーフィンやEメールぐらいでよければ料金は割引になるし、2台、3台と使うデバイスが多くなれば、1台あたりはうんと割安になります。
地上に居る時と変わらず、海の上からメールやフェイスブックで近況報告ができるのです。イイネ!をたくさんもらえますね。

オベーション・オブ・ザ・シーズのお部屋はこんな感じです。左のバルコニールームも右のインサイドルームも同じに見えますよね? それもそのはず、インサイドルームには部屋壁一面の大きなテレビスクリーンに、外の風景が映し出せるようになっているのです。窓がない割安の部屋でもバルコニー付きのお部屋と同じ気分で過ごせます。なんてハイテクでお得なのでしょうか。

次は、この船にはどこからどうやって乗ればいいのかをご紹介します。

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