外国客船の日本発着クルーズ旅行記
Chapter1
船に乗るその前に・・・外国客船の日本発着クルーズって?
こんにちは。クルーズ好きの旅行ジャーナリスト、ヤマダノリコです。国内・海外問わず、リゾートでのんびり過ごすバケーションから、いろんな都市を巡る周遊旅行、キャンプまで、どんな旅行も大好きですが、得意分野はおトクな予算でいろんな経験を楽しみたいということ。実はクルーズはそんな欲張りな旅行好きにぴったりの休暇体験なのです。特に日本発着クルーズのコスパの高さといったら!
今回は憧れのクルーズを気軽に楽しめる外国客船の日本発着クルーズを紹介します。これからいろんな国のクルーズを楽しんでみたいけれどもちょっぴり不安、というクルーズが初めての方にもおすすめです。
外国客船の日本発着クルーズとは、外国の客船会社が日本の旅行者向けに日本に発着港を定めて運航するクルーズのこと。2016年は次のクルーズ会社が、日本で一定期間のクルーズを運航しています。
- プリンセス・クルーズ(アメリカ) 客船名「ダイヤモンド・プリンセス」(4月〜10月まで)
- ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(アメリカ) 客船名「マリナー・オブ・ザ・シーズ」(ゴールデンウィークとその前後の期間)
- コスタクルーズ(イタリア) 客船名「コスタ・ビクトリア」(7月〜9月、2016年から開始)
日本発着のクルーズといえば、日本のクルーズ会社の客船(飛鳥Ⅱ、にっぽん丸、ぱしふぃっくびいなす)が有名ですが、外国客船によるクルーズの登場で一番変わったことは、クルーズがぐんと身近になったこと。
船の大きさが日本の客船会社よりも格段に大きいので、各社ともピーアールが積極的。様々な場所で目に触れる機会が増えました。上記3つの船で最も小さい「コスタ・ビクトリア」でさえ約7.5万トンもあり、1回に乗船できる旅客数は約2000人。最大の「マリナー・オブ・ザ・シーズ」の場合、約13.8万トンで旅客数は3000人以上になります。
当然、クルーズを体験する旅行者も増えるので、フェイスブックやインスタグラムなどで情報や体験をシェアするこの時代、「日本発着クルーズに乗ったよ」という友達や知り合いの投稿を見たという人も多いのでは? 「憧れだけど自分には無理」なんて思っていたクルーズが、なんだか身近になってきますね。
それになんといっても、料金自体もリーズナブル。クルーズといえば豪華旅行のイメージが持たれがちですが、実は料金はクルーズ会社や内容によってさまざま。1日換算にすると1万円くらいから楽しめるクルーズもあるのです。この料金に船内での食事(決められたもの)や宿泊代をはじめ、各寄港地への移動(航海)、毎晩行なわれるショーやイベントなど、船内でのエンターテイメントも含まれているんですよ。
“目覚めれば次の街”のクルーズは、移動中の夜にぐっすり休めるので連日の観光でも疲れにくく、思いっきり楽しめるのも“コスパが高い!”と感じる立派な理由。日本の寄港地なら情報を集めやすく観光もしやすいし、船内ではイベント中に「疲れたなあ」と思ったら客室に戻って眠れちゃう。そんな思うがままの旅行ができるなんて、日本発着クルーズはなんて贅沢な休暇スタイルなのでしょう!