クルーズ旅行記

アラスカクルーズ旅行記

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アラスカクルーズ旅行記

Chapter3

アラスカクルーズの見どころ 合言葉は「もう見た?」

私が行った夏のアラスカクルーズに、2016年に行くとするとコースはこんな感じです。セレブリティ・ソルスティスは毎週金曜日シアトル発着で、1週間のアラスカクルーズを繰り返しています。

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寄港地紹介1. ケチカン

アラスカクルーズの見どころ 合言葉は「もう見た?」 chapter3 イメージ2

アラスカクルーズで最初に到着するのは、アラスカの最南部の街ケチカンです。サケの漁場として有名なところで、アラスカのキングサーモンの缶詰をたくさん売っています。デザインも日本の缶詰と違ってレトロでクールだし、おみやげにぴったりです。
ここでは、船の前から出ている観光バスに乗ってもいいし、街をぶらぶら散歩するだけでも楽しいです。サケを猟するクマや、木こりショーを見に行くツアーもあります。バスに乗らなくても、少し歩けばすぐに、ハイキングに最適なケチカン川があります。

このケチカン川に、サーモンラダーと呼ばれる場所があるので行ってみました。はしごのことを英語でラダーと言いますが、行けば納得です。はしごのように急な滝をサケたちが登る様子が見られます。

寄港地紹介2. ジュノー

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ジュノーはアラスカの州都ですが、この辺まで北上すると氷河もすぐそこです。夏だというのに氷が浮かんだ入り江を進んで、船が氷河見物に連れて行ってくれます。
寄港地ではヘリコプターで氷河を空から見物するツアーが人気ですが、港の近くから安いローカルバスに乗り、氷河で覆われた山の中腹まで行くこともできます。

ヘリコプターで行くにせよ、バスで行くにせよ、氷河見物はお天気次第です。太平洋からの湿った空気がアラスカに流れ込むので、アラスカでは夏でも月の半分以上は雨が降るのです。もし雨に降られたら、氷河の周りから海に迫るように繁っている針葉樹の森を見ましょう。この美しい森が育つのに、この雨が必要なのだと納得できます。

寄港地紹介3. スキャグウェイ

アラスカクルーズの見どころ 合言葉は「もう見た?」 chapter3 イメージ4

100年前のゴールドラッシュの時代にはアラスカ最大の都市だったのが、今の人口はたったの900人と聞いて驚きます。町はゴールドラッシュ時代を再現するように整えられ、その時代の鉄道が今は観光列車になって、たくさんのお客さんを山頂まで運んでいます。
列車に乗るためには、船内で売っているチケットを前もって買うほうがいいでしょう。崖すれすれに通る列車から、雪が輝くアラスカの山々が迫るように見えます。
本当に小さな町なので、散歩するだけならそんなに時間もかかりません。クルーズ船から降りた何千人もの人が、小さな町を埋めるように歩いているのを見るのも壮観です。

「クジラ、見た?」があいさつ代わりに
寄港地から寄港地へと移動する航海の間は、海や岸に目を凝らしてみてください。アラスカの海や海から見える陸には、クジラやアザラシやクマやワシなど、様々な野生動物がいます。
特にクジラは、潮を吹く様子や、尾びれをひるがえして潜っていく様子が頻繁に見られます。見れば大いに自慢できるし、自慢されると悔しいものです。航海している場所によって、クジラが見える方向は違うようです。教えられた場所をじいっと見ていたら、私も潮吹きが並んで上がるのを見ることができました。親子のクジラだったのでしょうか。

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